2026年07月30日
7月26日の土用の丑の日、うなぎを味わう理由
7月26日の土用の丑の日、うなぎを味わう理由
暑さが本格化する7月は、食欲が落ちやすい時期ですね。そんな季節に毎年話題になるのが土用の丑の日です。2026年7月26日は夏の土用期間にあたる丑の日で、うなぎを食べる日として親しまれています。
ただ、土用の丑の日は「うなぎの日」というだけではありません。本来の意味を知ると、季節の変わり目を健やかに過ごすための知恵として、今の暮らしにも取り入れやすくなります。
目次
- 土用の丑の日は何を指す日なのか
- うなぎを食べる習慣が広まった背景
- 7月の暑さに合わせたうなぎの楽しみ
- 土用の丑の日を無理なく過ごす工夫
1. 土用の丑の日は何を指す日なのか
土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前にある約18日間を指します。現在よく知られているのは、立秋前の夏の土用です。
一方、丑の日は十二支で日付を数える考え方によるものです。十二支は年だけでなく日にも割り当てられており、12日に一度「丑の日」が巡ってきます。
つまり土用の丑の日とは、土用の期間中にある丑の日のことです。夏だけの行事と思われがちですが、土用は年に4回あります。その中でも夏の土用は暑さが厳しいため、体をいたわる行事として特に定着しました。
2. うなぎを食べる習慣が広まった背景
土用の丑の日にうなぎを食べる習慣は、江戸時代に広まったといわれています。よく知られている説では、夏に売れにくかったうなぎを広めるため、「本日丑の日」と店先に掲げたことがきっかけとされています。
うなぎは栄養価の高い食材です。たんぱく質や脂質を含み、ビタミンA、ビタミンB群なども含まれています。暑さで食事量が減りやすい時期に、少量でも満足感を得やすいのが特徴です。
ただし、うなぎだけを食べれば夏を元気に過ごせるわけではありません。ごはん、汁物、野菜、香の物などを組み合わせると、食事全体のバランスが取りやすくなります。
3. 7月の暑さに合わせたうなぎの楽しみ
7月下旬は気温が高く、体に負担がかかりやすい時期です。土用の丑の日にうなぎを食べるなら、食べ方にも少し気を配るとよいですね。
たとえば、こってりした蒲焼きには、さっぱりした副菜が合います。
- きゅうりの酢の物
- 冷ややっこ
- しじみ汁やあさり汁
- 大根おろしを添えた小鉢
- みょうがや大葉を使った和え物
また、うな重やうな丼を食べるときは、量を無理に増やさないことも大切です。暑い日は胃腸も疲れやすいため、腹八分目を意識すると食後も過ごしやすくなります。
4. 土用の丑の日を無理なく過ごす工夫
土用の丑の日は、必ずうなぎを食べなければならない日ではありません。昔から「う」のつく食べ物を食べるとよいともいわれ、うどん、梅干し、瓜なども季節の食材として親しまれてきました。
うなぎが手に入りにくい場合や、脂の多い食事を控えたい場合は、次のような選択も自然です。
- 梅干しを添えた冷たいうどん
- 冬瓜やきゅうりを使った料理
- 牛肉や豚肉を使ったスタミナ料理
- 卵や豆腐を使った食べやすい献立
大切なのは、季節の変わり目に体調を見直すきっかけにすることです。水分をこまめに取り、冷たいものに偏りすぎず、睡眠時間も確保する。こうした基本を整えるだけでも、夏の疲れはたまりにくくなります。
まとめ
土用の丑の日は、夏の暑さを乗り切るための食文化として受け継がれてきました。2026年7月26日のように暑さが本格化する時期には、うなぎを味わいながら、食事や生活を見直すよい機会になります。
うなぎを楽しむ方も、別の「う」のつく食べ物を選ぶ方も、無理なく体をいたわることが一番です。季節の行事を暮らしに取り入れながら、健やかに夏を過ごしていきたいですね。